薪ストーブの選び方は!?
この家に買って良かった物。
それは薪ストーブです!
家主のぶもきっとそう思っている事でしょう。
薪ストーブを焚いては前の椅子に座って、瞑想している光景をよく見ます。
そして暖かいです。
ガンガンに焚けば家ごと暖かいです。
更に、ピザが美味しく焼けます。
暖かくピザも焼けて瞑想も出来る薪ストーブ。
とにかく種類が豊富で悩みました。
そこでひとまず、薪ストーブ屋さんに行きました。
行ったのはココです。
入ったら室内の熱気が凄かったです。
薪ストーブと同じくらい熱いハートを持った、吉川晃司似の方に対応してもらいました。
一番聞きたかった事。
それは「古民家という隙間だらけの家に薪ストーブを置いて暖かいのか?」
という事でした。
「ガンガン焚けば、家中暖かいですよ。」
本当ですか!?
と思いましたが本当でした。
薪ストーブを焚くには新鮮な空気が必要なので、古民家の様なスカスカな空間は薪ストーブがよく燃えるらしいです。
現代の様な気密性の高い家だと、吸気口をつけるみたいですね。
古民家でも暖かいというのを信じて、カタログやネットで調べながら薪ストーブを決めたのでした。
という事で、我が家が選んだ薪ストーブの基準です。
1.薪ストーブに求める優先順位
薪ストーブの種類は沢山あるので、簡単には選べません。
人によっては火の見え方だったり、扱いやすさだったり見た目だったりと優先順位は違うので、何を求めるかを決めて欲しい物を選んでいきます。
我が家の場合、薪ストーブで料理がしたかったのでクッキングストーブが欲しいと思っていました。
最初に欲しかったのはこのストーブです。
ドミノ8
https://www.firesidestove.com/products/stoves/domino8.html
これは楽しそうな薪ストーブです。
しかし料理の機能が多い分、暖房的には弱いということでした。
古民家の土間に置くというのに暖房が弱いというのはキツいですよね‥。
という事で暖房能力が高く、料理も出来る薪ストーブを選ぶ事にしました。
↑基本的にどのストーブでも料理は出来るそうです。
2.暖房面積
家の広さによって選ぶストーブのサイズが変わります。
家に対して大き過ぎると、暑いそうです。
大は小をかねない様です。
カタログには暖房能力が何平米か書いてあるのですが、あくまでも目安で、どんな家に設置予定かで能力は変わるそうです。
我が家は土間で吹き抜けの所に設置予定だったので、大きいサイズを選ぶ事にしました。
3.素材について
我が家の近所には薪ストーブを作って販売している所があります。
Maki式薪ストーブ
ロケットストーブに必要な部品を作ってくれたり、ここのネジを外して‥とかオーダーメイドで作ってくれます。
こんなストーブ屋さんが近所にあるなんて、凄い事だと思っています。
ここの薪ストーブは鋼板で作られています。
鋼板は暖まるスピードが早く、部屋を早く暖めたい場合にいいそうです。
その分、冷めるのも早いという熱しやすく冷めやすい、まるで自分の様な薪ストーブです。早く暖まるのですが蓄熱性は少ないため燃焼効率は鋳物より劣るそうです。
形をアレンジしやすく、細かいデザインも出来るのが魅力です。
鋳物はというと、ゆっくり温まり冷めにくいようです。蓄熱性が高いです。
うちは鋳物にしたのですが熱が残るので、主観ですが焚いてから当分は暖かいと思います。ただ、鋳物は急激な温度変化に弱く、温度を上げすぎない様に気を付けないといけません。
どっちがいいかはデザイン性や暖房面積など、何を求めるかで変わると思うので一概には言えませんが、値段に関していうと鋳物の方が高いと思います。
4.燃焼方法
各メーカーで様々な燃焼方法がありますね。
よく耳にするのが「クリーンバーン燃焼」です。
クリーンバーン燃焼とは、
一次燃焼 → 薪が燃えて煙が出る事です。
二次燃焼 → 一次燃焼した煙の中にある煤やタールが燃えることで、煙が綺麗になります。この現象を「クリーンバーン燃焼」と言います。
三次燃焼、四次燃焼も機種によってはあるみたいです。
この燃焼方法の何がいいのかと言うと、綺麗な煙になるという事と、燃焼効率が良くなるというメリットがあります。
燃焼効率がいい=薪の消費量が抑えられる
という事です。
薪問題は夫婦問題くらい深刻ですから、出来るだけ抑えたいものです。
5.薪の種類
最適なのはナラ・クヌギ・ブナなどの広葉樹です。
針葉樹は焚き付けにいいと言われています。高温になりやすいので炊き方に気を付ける必要があるのと、燃え尽きるのが早いそうです。
何よりも、乾燥した薪を使うという事が大事です。
ちなみに我が家はできてません。煙突掃除が大変そうです。
6.予算
最後に、重要な値段についてです。
基本的に高い買い物になります。うちの軽自動車より高いです。
ストーブ本体より煙突が高く、本体の2倍の価格です。
煙突は曲げるとその分高くなる上、燃焼効率も落ちるのでまっすぐが理想的です。
以上をふまえて我が家が選んだ薪ストーブはこれです!
ネスターマーティンs43です。
https://www.nestormartin-japan.jp/line-up/s43.html
暖房能力が高くて料理もしやすいという薪ストーブを探した結果、このネスターマーティンに出会いました。
B-topモデルで薪ストーブの上で煮炊きできます。
オプションで炉内で焼けるピザセットも買い、今や子供が嫌がるくらいピザを焼いています。
あと、窓が大きく火がよく見えるというところもお気に入りポイントです。
このネスターマーティン。
ネットで見ると暖まらないという噂もあるようですが、立ち上がりが遅いだけでスッカスカの古民家をまるごと暖める能力があります。
そして冷めにくいです。
更に、決め手となったのがその燃焼方法です。燃焼効率が良いだけでなく針葉樹の高温化をコントロールできる燃焼方法で、針葉樹も使えます。(針葉樹はどのストーブでも使えそうですが、初心者には難しそうです。)
針葉樹の方が手に入りやすいので、針葉樹が安心して使える薪ストーブが欲しかったんです。
実はもう一つ、検討していた薪ストーブがあります。
AGNI
http://www.nbk-okamoto.co.jp/agni/index.html
メイドインジャパンで、料理が出来て燃焼効率もよく、針葉樹も燃やせます。
ただ、引っかかったのがその燃焼方法です。
AGNIは触媒を使った燃焼で(ざっくり言うとフィルターの様な役目)、クリーンで効率も良いんですが約2,3年に一回は交換が必要になります。
結構、触媒が高いのと現地調査は費用が別で発生するという事で結局ネスターマーティンに決めました。(現地調査の費用はショップによって違うようです。wood stockでは無料でした。)
という事で、以上、薪ストーブの選び方でした。
最後にピザを焼くドヤ顔の家主のぶを載せておきます。
※主観も入りつつ書いていますのでもし、違ったらごめんなさい。